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日本貿易振興機構（ＪＥＴＲＯ）の統計によると、2017年上半期のシンガポールの対日直接投資は33億4900万米ドル（以下ドル）で、16年通年の30億4600万ドルを既に上回った。日本政府の対日投資促進のための施策が後押しした。

　シンガポール企業は日本で、ハイテク事業立ち上げや金融・保険ビジネス強化、不動産物件取得、レストラン開業のほか、海外旅行者増加を背景としたホテルやサービスアパートメントなどに積極的に投資している。

　海外全体からの対日投資（ネット）は88億2200万ドル。シンガポールは米国とほぼ同じ世界全体の38％を占めた。一方、日本の対シンガポール直接投資は28億0400万ドル。189億5500万ドルもの大規模な投資引き揚げとなった16年通年から反転している。（シンガポール時事）