ASIA WATCH
[ 413字|2017.8.3|経済 (economy)|ASIA WATCH ]
大塚製薬、タイでポカリスエットを30%拡販、現地生産に切り替えも
大塚製薬はこのほど、タイの販売子会社「大塚ニュートラシューティカル(タイランド)」の設立会見を開いた。同社の串田高歩社長は会社発足初年度となる2017年にスポーツ飲料「ポカリスエット」を前年より30%多く販売する目標を掲げた。当面インドネシア工場から輸入するが、「販売が年5000万本を越えた段階でタイでの現地生産に切り替える」と述べた。17年は宣伝広告などの拡販に1億バーツを投じる。
同社は今年5月の発足で7月17日に営業を開始した。資本金は3億バーツ(約10億円)で大塚製薬が90%、同社の子会社タイ大塚製薬とタイ日用品大手サハグループがそれぞれ5%を出資した。ポカリスエットは現在、代理店を通じてバンコク首都圏を中心に販売しており、今後はサハグループと提携して販売網を全国に拡大する。
大塚ニュートラシューティカル(タイランド)は今後、ポカリスエット以外の健康飲料や加工食品を追加販売する方針。(バンコク時事)