ASIA WATCH
[ 448字|2017.7.6|経済 (economy)|ASIA WATCH ]
ベトナムでチェーン展開の飲食店が急増
オンラインメディア・ベトナムネットによると、ベトナムではチェーン展開する飲食店が最近急増し、投資家の注目を集めている。
不動産仲介会社CBリチャード・エリス(CBRE)ベトナムによると、ホーチミン市では2016年、レストランが急増し、小売店舗契約を結ぶ顧客の50%が飲食関係だったという。同社は今年もこの傾向が続くと予想している。
投資運用会社メコンキャピタルが運営するメコン・エンタープライズ・ファンドIII(MEFIII)は昨年、春巻きなど、伝統ベトナム料理を提供する飲食チェーン「ラップ&ロール」に690万米ドルを投資した。
一方、悲観論もあり、ブラジル料理チェーン「オーラック・ド・ブラジル」のオーナー、グエン・ティ・ガーさんは「チェーン店舗を伸ばすのは、簡単じゃない。10店舗中8店舗は閉店に追い込まれる」という。
ある経済アナリストは「ベトナムで投資する際、最大の難点の一つは、店舗の賃貸料があまりにも高く、契約期間が3〜5年しかないことだ」と指摘している。(時事)