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　フィリピン証券取引所のシーカット社長によると、2017年に同取引所を通じて株式上場を実施する企業数は前年実績の4社から増え、6~8社に達する見込み。米連邦準備制度理事会（FRB)による政策金利引き上げや米大統領選、英国の欧州連合脱退問題などが一段落し、世界経済・政治の不透明感が和らいだことから17年の国内金融市場も順調に推移するとみられるため。すでにホームセンター運営業者のウィルコン社やメディアテクノロジー企業のオーディオワブ社などが株式上場申請を行っている。2016年の株式上場を通じた調達額は1701億2000万ペソで前年15年の1846億ペソに比べわずかに下回った。（16日・スタンダード）