「今年内にも台湾有事 政治学者・エルドリッジ氏講演
[ 2076字|政治 (politics) ] 無料ロバート・エルドリッヂ博士がマカティ市で講演。「台湾有事は今年12月にも発生する」と警告
国際安全保障国際会議出席のため来比中の政治学者ロバート・エルドリッヂ博士(エルドリッヂ研究所代表)が28日、日比ビジネスクラブ(屋良朝彦会長)の招待に応じ、首都圏マカティ市で「台湾の有事と日米同盟」をテーマに講演した。米国で大学卒業後、日本政府のJETプログラムを通じて来日、その後神戸大で修士・博士号を取得し阪大の准教授になるなど順調に日本でのアカデミックキャリアを重ねながら、2009年に教職を辞し政務外交部次長として沖縄米軍海兵隊入りするなど異色の経歴を持つ同氏は、東日本大震災時に在日米軍の「トモダチ作戦」の立案者としても有名。今年から台湾外交部フェローシップを通じて淡江大学客員研究員を務めている同氏は、「私の予想が外れることを祈っている」としながら、日米中台の情勢分析から、台湾有事が「今年12月にも発生する可能性がある」と警告した。