「比の海洋権益、民間で保護」 補給船団きょう出発
[ 1333字|社会 (society) ] 無料スカボロー礁への補給任務を行う民間船団が15日にサンバレス州から出港。中国艦船が再び妨害か
南シナ海におけるフィリピンの海洋権益保護をうたう民間団体「アティンイト」が、中国との緊張が高まるパナタグ礁(英名スカボロー礁)への3日間にわたる補給作戦を行うため、15日早朝にルソン地方サンバレス州ボトアン町を出発する。2012年に発生した比中艦船のにらみあい事件以降、中国が実効支配する同礁には、今回の補給作戦の妨害を目的とするとみられる中国海警局船4隻、大型海上民兵船24隻が集結。昨年から海警局船・海上民兵船は、南シナ海で比公船や比漁船に放水、レーダー照射、危険操船、遠距離音響装置などを用いた妨害を繰り返しており、今回の民間船団も同様の妨害を受ける恐れがある。