ICC受け入れの動き急拡大 決議3本、大統領が復帰検討 ドゥテルテ家つぶしとの観測も
[ 2164字|社会 (society) ] 無料下院でドゥテルテ氏への麻薬戦争に対するICCの捜査受け入れを求める決議案が立て続けに提出され、マルコス大統領もICC復帰を検討中と発言。ドゥテルテ家つぶしの動きとの見方も
ドゥテルテ前政権時代に麻薬撲滅政策下の超法規的殺害問題に絡んで脱退していた国際刑事裁判所(ICC)について、マルコス大統領は24日、「政府は復帰することも検討している」と述べた。同時に「ICCにドゥテルテ氏の捜査をする管轄権はない」との認識も改めて示したが、就任前から「主権侵害」「内政干渉」のロジックでICCに復帰しないことを繰り返し宣言してきた大統領が、ここにきて立場をシフトさせた。