「政府は貧困構造を理解せず」 土地分配などネグロス島の現状 NFSWのロサンデ氏に聞く
[ 1514字|社会 (society) ] 無料ビサヤ地方のネグロス島で生まれ育ち、全国サトウキビ労働者組合(NFSW)の事務局長を長年務めてきたジョン・ロサンデ氏に、同島や同労働者を取り巻く現状を聞いた
比サトウキビ生産の56%が集中するビサヤ地方のネグロス島。見渡す限りのサトウキビ畑に囲まれ、一見のどかなこの島ではドゥテルテ政権下で、サトウキビ労働者や農民、人権活動家の殺害が相次ぎ、政府機関が個人を「共産主義者」と名指しする赤タグ付けが頻発している。同島で生まれ育ち、全国サトウキビ労働者組合(NFSW)事務局長を長年務めてきたジョン・ロサンデ氏に、島での労働者を取り巻く現状を聞いた。(聞き手は岡田薫)