107歳が語るマニラの歴史 戦前、戦中、そして独立 映画化された比米国際結婚女性
[ 1278字|社会 (society) ] 有料マニラ市に戦前から住む107歳の米系比人ジェシー・リチャウコさんが1世紀の記憶を語った
首都圏マニラ市サンタアナにはフィリピンの近現代史をつぶさに見てきた伝説的な女性がいる。107歳のジェシー・リチャウコさんだ。18歳の時に米国から比に渡って比人外交官と結婚、以来、マニラで暮らす。その生涯を孫のサンシャイン・デレオン監督が描いたドキュメンタリー映画「好奇心と冒険と愛」(2016年)が今年、公立小松大、同志社大、一橋大など日本の大学で上映され、大きな反響を呼んだ。比最高齢者の可能性も高いジェシーさんに戦前のマニラ、日本占領下の日々、独立の日などの記憶を聞いた。