比米防衛条約の見直し示唆 国防長官、領有権で米国けん制
[ 875字|政治 (politics) ] 有料国防長官が比米相互防衛条約の見直し示唆。比領有権問題に消極的な米けん制か
ロレンサナ国防長官はこのほど、1951年に締結した比米相互防衛条約の見直しを示唆した。南シナ海での、米国と中国の偶発的な衝突にフィリピンが巻き込まれることを懸念する一方で、同海の領有権問題の関与に消極的な米国の姿勢をけん制したと受け止められている。今後、ドゥテルテ政権は、米中の緊張状況の推移をにらみながら、国防戦略を再構築するとみられる。