映画通じ両国の比日ハーフ出会う 「世界は僕らに気づかない」上映会
[ 2653字|社会 (society) ] 無料日本に住む在日フィリピン人2世の苦悩を描いた「世界は僕らに気づかない」の飯塚監督と主演の堀家さんが当事者らと意見交換
「フィリピンパブ嬢」の子どもとして日本に生まれた2世の苦しみを、丹念な取材で描き出した映画「世界は僕らに気づかない(英題:Angry Son)」が3日、国際交流基金マニラ文化センター(JFM)主催「日本映画祭」の目玉作品の一つとして、首都圏マンダルーヨン市のシャングリラプラザ・レッドカーペットシネマで上映が始まった。上映会には特別に監督・脚本を務めた飯塚花笑さん、主役を務めた堀家一希さんが招かれ、トークセッションが開かれた。また、劇場にはフィリピンで育った比日ミックス(ハーフ)の人々、そしてその支援団体であるNGO「DAWN」(1996年設立)のカルメリータ・ヌキ代表も国際交流基金マニラ文化センター鈴木勉所長の招待で参席した。