台風ヨランダ30号
[ 1376字|気象 災害 (nature) ] 無料被災から4カ月。生計手段、家屋再建など課題山積み。不安な暮らしを続ける被災者
ビサヤ地方を中心に壊滅的被害をもたらした台風ヨランダ(30号)の襲来から8日で、4カ月が経過した。被災各地では、政府や非政府組織(NGO)など民間団体による復興に向けた支援活動が続いている。レイテ州の州都タクロバン市などでは、路上にあふれていたがれきの処理が済み、一部商業施設は営業を再開した。一方で、家屋と生計手段を失ったまま先の見えない不安な暮らしを余儀なくされる被災者が依然として多くいる。首都圏マニラ市の中央郵便局前にはこの日、「進まない被災地復興」に不満を持った左派系団体ら約300人が集まり、アキノ政権に抗議の声を上げた。