大量虐殺事件
[ 1106字|社会 (society) ] 有料最高裁、公判のテレビ中継認めず。被告側申し立て受け、11年6月の自判決修正
ミンダナオ地方マギンダナオ州で2009年11月に起きた大量虐殺事件の公判テレビ中継をめぐる裁判で、最高裁大法廷は12日までに、テレビ局による生中継を認めた自判決(11年6月)を修正、一転してテレビ中継を認めない決定を出した。殺人罪に問われたアンパトゥアン前マギンダナオ州知事の再考申し立てを受けた判決見直しで、「(憲法の定める)報道の自由と知る権利、そして被告人の権利という相反する要素がある場合、司法は常に被告人の権利保護に重点を置かねばならない」と理由を説明した。検察側は異議を申し立てる方針。