ミンダナオ和平
[ 1100字|政治 (politics) ] 有料モロ・イスラム解放戦線のムラド議長、富の配分比率50%以上を要求。資源探査凍結の再要請も
フィリピン政府と和平交渉を続ける反政府武装勢力モロ・イスラム解放戦線(MILF)のアルハジ・ムラド議長(64)は27日、イスラム教徒自治区(ARMM)に代わる新自治政府「バンサモロ(イスラム教徒の国)」が創設された際の「富の共有」について、50%以上の配分比率を求める考えを示した。ミンダナオ地方中部における資源探査では、外資系企業を対象にした入札手続きを凍結するよう、政府側にあらためて要請したことを明らかにした。マギンダナオ州スルタンクダラット町ダラパナンにあるMILFの拠点で、マニラ新聞などの取材に答えた。