元慰安婦裁判
[ 987字|社会 (society) ] 有料敗訴の比人元慰安婦2人、「せめて被害事実を認定してほしかった」と涙の訴え
フィリピン人元慰安婦損害賠償請求訴訟で日本の最高裁が慰安婦側の上告を棄却したことを受け、原告の比人女性二人がケソン市で二十七日、マニラ新聞の単独取材に応じ初めてその心情を吐露した。彼女らは、一九九二年に名乗り出て以来、十一年間にわたり日本政府による事実認定と補償を求め裁判闘争を続けてきたが、今回の棄却で司法救済の道を絶たれた。最高裁が口頭弁論を開かず門前払いしたことについて「私たちの証言を聞きせめて性的暴力を受けたという事実を認定して欲しかった」と涙ながらに語った。