最高裁長官退任
[ 1293字|社会 (society) ] 有料ダビデ最高裁長官がきょう定年。超法規的手段によるアロヨ政権誕生に道開く
「現政権誕生に道を開いた立役者が引退」——二〇〇一年一月の「エドサ2」で当時、副大統領だったアロヨ大統領の大統領就任を認める憲法判断を下したヒラリオ・ダビデ最高裁長官が、七十歳の定年を迎えて二十日に退任する。「超法規的な手段を認め、かえって比民主制度の弱体化を加速させた」とも批判される同長官だが、大統領は十九日、「社会や政治の変革期に司法改革に努め、法を強化した」と手放しで同長官をたたえる声明を発表した。