選挙不正疑惑
[ 1944字|社会 (society) ] 有料最重要証人の前選管委員が初証言。「大統領との会話」認めるも不正関与は全面否定
選挙不正疑惑の最重要証人、ビルヒリオ・ガルシリアノ前中央選管委員(68)が七日、下院関連五委員会の聴聞会で初めて証言し、二〇〇四年五月の大統領選直後、アロヨ大統領と電話で一度だけ、開票経過について会話を交わしたことを認めた。しかし、選挙不正工作を統括したとされる自身に対する嫌疑は「わたしはスーパーマンではない」と全面否定。前委員と大統領らとの通話とされる盗聴記録についても「数種類ある記録の同一性や真正さが確認されておらず何も話せない。(通話に登場する)男性の声がわたしかどうかは分からない」と説明した。