死刑再開問題
[ 1142字|社会 (society) ] 有料国選弁護人事務局が執行猶予を大統領に求める。今週中に最高裁に死刑囚の再審請求へ
今月三十日に予定されている誘拐犯の死刑囚二人への刑執行について、国選弁護人事務局はこのほど、執行を停止するようアロヨ大統領に強く求めた。冤罪(えんざい)の可能性が高いというのが理由。これに対し、大統領は「経済の向上には治安の回復が欠かせない。犯罪者一般に教訓を与える必要がある」と述べ、執行の構えを崩していない。しかし、同局は今週中に最高裁に再審請求する予定。請求が認められて、執行が一時停止される可能性もある。