憲法改正
[ 1448字|政治 (politics) ] 有料大統領選控え改憲論議が再燃。与党連合は憲法評議員選出と統一選の同時実施狙う
大統領選などの統一選を控え、憲法改正をめぐる動きが再び活発化している。与党連合は十二日再開した今国会で、改憲方式をめぐる上下院の意見対立を解消させ、統一選と憲法評議員選出の同時実施に持ち込みたい考え。憲法改正のポイントは、議院内閣制、連邦制への移行と投資促進のための規制緩和。与党側が改憲を急ぐ背景には、人気俳優ポー氏ら野党候補支持者が多いとされるミンダナオ地方での支持基盤拡大や財界の支持取り付けを確実にする狙いがあるようだ。しかし、上院議長らは時間的制約などを理由に同時実施に否定的。中央選管の準備不足を懸念する声もあり、改憲問題は選挙後へ持ち越しとなる可能性が高い。