管制塔占拠
[ 1210字|政治 (politics) ] 有料元空軍将校ら2人が「国正す」と訴えてマニラ国際空港管制塔を占拠、射殺される
七日午後十時半すぎ、元空軍大尉と海軍大尉のフィリピン人男性二人が、パサイ市にあるマニラ国際空港(NAIA)の管制塔(高さ約三十六メートル)を占拠、地元ラジオ局に電話を入れ「国を正すため死ぬ覚悟だ」と政府や国軍の不正を訴えた。二人はけん銃や手投げ弾で武装していたが、約五時間後の八日午前三時二十五分ごろ、管制室に踏み込んだ警官隊に射殺された。事件を受け、アロヨ大統領は同日午前、軍・警察に厳戒態勢を敷くよう命じた。管制塔の機能は同日午前十一時半ごろ復旧したが、午前発着の国内便を中心に最大二時間程度の遅れが出た。