裁判官不足
[ 747字|社会 (society) ] 有料低い給与、生命の危険が理由で下級裁判所の3分の1は判事不在と最高裁が報告
最高裁判所が下院予算委員会(アンダヤ委員長)にこのほど提出した報告書によると、地方裁判所や簡易裁判所など下級裁判所の約三分の一で裁判官が不在だという。不足の理由として裁判官の低い給与、生命の危険などが指摘されている。司法制度の腐敗も問題化している中で肝心の裁判官不足は、米国型訴訟社会のフィリピンにとって深刻な課題。二〇〇四年度予算には遅まきながら給与改善計画が盛り込まれているという。