ODAで衝突
[ 1241字|政治 (politics) ] 有料日本の政府開発援助(ODA)事業めぐり、立ち退き対象住民と警官隊が衝突
日本の政府開発援助(ODA)で進められているルソン島バタンガス港拡張事業の第二期工事で、工事用地へ立ち入ろうとした警官隊約三百人が二十八日午前八時すぎ、立ち退き対象の住民数百人と衝突、一部住民が警棒でたたかれるなどしてけがをした。また、公務執行妨害の疑いでバランガイ(最小行政区)関係者一人が身柄を拘束された。警官隊は事業主体、フィリピン港湾局(PPA)の要請で、測量員らを護衛するため用地内へ入った。同事業では、一期工事でも警官隊が立ち退き対象住民に発砲するなど流血の事態に発展した。