道路建設汚職
[ 915字|政治 (politics) ] 有料道路建設費の横領疑惑が浮上、野党紙が大統領夫の関与を大きく報じて政争化
パサイ市のマニラ湾埋め立て地に公有地公団が建設中の道路の工費をめぐる汚職疑惑がこのほど浮上。建設契約を承認した同公団総裁とアロヨ大統領の夫、ホセミゲル氏の「緊密な関係」から、野党寄り英字紙トリビューンが同氏の関与を疑う記事を一面トップで掲載するなど、大統領の父親、マカパガル第五代大統領の名前をつけた道路が与野党の政争の具になってきている。二〇〇四年の大統領選をにらみ、大統領のイメージダウンを図りたい野党勢の意向が背景にあるとの見方もある。