崩れ去った「約束の地」土砂崩れ現場ルポ
[ 1141字|気象 災害 (nature) ] 有料ごみ山に生活かけ、家族奪われた住民
八十人以上の命がごみに埋まったケソン市パヤタスの土砂崩れ災害。犠牲者の多くは、一九七〇年代半ばから八〇年代にかけ、ごみ集積場内に住み着いた。地方から首都圏へ、都心部からごみ捨て場へ流れ着いた人々は、この地を「約束の地」(ルパン・パンガコ)と呼び、ごみの上に家を建て、ごみ拾いで稼いだ金で子供を育てていた。そんな日々の営みを一瞬にして奪った災害の現場をルポする。
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八十人以上の命がごみに埋まったケソン市パヤタスの土砂崩れ災害。犠牲者の多くは、一九七〇年代半ばから八〇年代にかけ、ごみ集積場内に住み着いた。地方から首都圏へ、都心部からごみ捨て場へ流れ着いた人々は、この地を「約束の地」(ルパン・パンガコ)と呼び、ごみの上に家を建て、ごみ拾いで稼いだ金で子供を育てていた。そんな日々の営みを一瞬にして奪った災害の現場をルポする。