「現政権から亡命の誘い」
[ 1154字|政治 (politics) ] 有料本紙単独会見でエストラダ前大統領 「表、裏経由」で2回 裁判「公正審理 期待せず」
エストラダ前大統領(63)は八日午後、首都圏サンフアン町の自宅でマニラ新聞の単独会見に応じ、現政権側から少なくとも二回、亡命の誘いを受けていたことを明らかにした。一回目は公明正大な出国を意味する「表玄関から」、二回目は秘密裏に国外へ逃亡する「裏口から」で、いずれの申し出も拒否したという。また、「(汚職疑惑をめぐる)裁判で公正な審理が行われないことは分かっている。それでも国内にとどまり、いかなる訴追も受けて立つ」と述べ、海外亡命の可能性を強く否定した。