ラハールと闘う被災農民
[ 930字|社会 (society) ] 有料日本のNGOの支援で実験農場
一九九一年のピナトゥボ火山の噴火による大量の火山灰を含む土石流(ラハール)の度重なる流入と闘いながらパンパンガ州バコロー市で日本の非政府組織(NGO)と現地の農民とが約二ヘクタールの実験農場の運営を続けてきた。二カ月半後の雨期入りで大量流入が予想されるラハール被害で現農場はついに閉鎖に追い込まれそうだが、NGOの協力を得て十年近く培った営農技術でより豊かな実りを得られることを信じ農民らは新農場の開拓に意欲を燃やしている。