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　東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）加盟国相互の貿易などではドルではなく自国通貨によるで決済方式が検討されている。シアゾン外相によると、フィリピン、タイ、マレーシアの３国はそれぞれ２国間協定を結び試験的実施に踏み切る方針。先に計画に加わっていたインドネシアは通貨危機と政情不安から実施は難しいと予測される。この方式ではドルは参考レートとして使用されるが、実際の決済は相殺操作をしたＡＳＥＡＮ加盟国内の通貨で行う。同方式は４月のＡＳＥＡＮ蔵相会議で話し合われる予定だったが、差し迫った状況にあるため、計画を早める見込み。