悪いのは気象庁?
[ 1153字|社会 (society) ] 有料台風被害で批判集中 「予報ミス」めぐり泥仕合も
九月下旬からの相次ぐ台風の来襲により、ルソン島などでは大洪水や客船沈没など大きな人的被害が出た。ザモラ官房長官らは「被害の拡大は気象庁の予報に問題があった」と指摘、同庁幹部の更迭など「制裁人事」の可能性をほのめかしている。しかし、当の気象庁は予算不足で、観測機器が近代化されない現状を嘆いている。責任転嫁の泥仕合が続く同庁周辺の雲行きを報告する。
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九月下旬からの相次ぐ台風の来襲により、ルソン島などでは大洪水や客船沈没など大きな人的被害が出た。ザモラ官房長官らは「被害の拡大は気象庁の予報に問題があった」と指摘、同庁幹部の更迭など「制裁人事」の可能性をほのめかしている。しかし、当の気象庁は予算不足で、観測機器が近代化されない現状を嘆いている。責任転嫁の泥仕合が続く同庁周辺の雲行きを報告する。