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　衛星利用測位システム（ＧＰＳ）と携帯電話会社のデータ通信網を利用したタクシー配車システムの運用がこのほど、首都圏で始まった。路上でのタクシー待ちが不要となる新サービスの売りは「安全、迅速、便利」。乗客、運転手を狙った犯罪が多発する中、システム管理会社と運行会社が、乗降地や車の現在地を常時モニターして安全性を高める。さらに、乗客のスマートフォンにも、車の現在地や運転手名が表示され、これらを家族や友人らに送信し、無事に目的地に向かっているかをモニターしてもらうことが可能。運賃は、通常のメーター料金に配車料70ペソを加算した額で、運転手の間でも「無駄に車を走らせなくてよい」、「路上で客を拾うよりは安全」とおおむね好評だ。