サバ州領有権問題
[ 1186字|政治 (politics) ] 有料国連事務総長声明受け、王国末えい側が停戦を宣言するもマレーシア側は拒否
マレーシアのサバ州で、「スルー王国軍」を名乗るフィリピン人集団の掃討作戦が続く中、国連の潘基文事務総長が7日午前(比時間)、声明を発表し、対話による平和的解決を呼び掛けた。これに呼応する形で、比人集団を送り込んだ同王国末裔(まつえい)のキラム3世側は同日午後、「一方的停戦」を宣言した。しかし、6月に総選挙を控えるマレーシアのナジブ首相は同宣言後の記者会見で、「(比人集団が)武装解除と無条件降伏に応じるまで掃討を続ける」と強い態度をあらためて示し、国軍による掃討作戦の継続を宣言した。