農地改革
[ 1236字|政治 (politics) ] 有料小作農から農園の株主、そして「自作農」へ。時代に翻弄されてきた農民たち
アキノ大統領の母、故コラソン・アキノ元大統領の実家コファンコ一族が所有するルイシタ農園(ルソン地方タルラック州、約6453ヘクタール)の農地分配裁判は8月中旬、株式分配方式(SDO)適用の違法性を巡る第1回口頭弁論が最高裁で開かれた。報道で、裁判闘争が大きく取り上げられる中、農民らは同農園でどのような生活を送っているのか。歴代の農園主や中央政権の意向により翻弄(ほんろう)され、小作農から農園の「株主」になり、自主耕作で実質的な「自作農」になった彼らの生活を、最高裁前で開かれた抗議集会で聞いた。