選挙関係者虐殺
[ 1193字|社会 (society) ] 有料大量虐殺事件で国連や米国、英国などから非難相次ぐ。死者数は57人に
ミンダナオ地方マギンダナオ州で起きた大量虐殺事件に伴う波紋は25日も広がり続け、国連に加え、米国など国際社会から事件の残虐さなどへの非難が相次いだ。潘基文(バン・キムン)国連事務総長は同日、地方選挙絡みの凶悪な犯罪を強く批判。アロヨ大統領も声明を出し、事件を「国家を破滅へと導く究極に残虐な行為」と糾弾した。一方、事件の捜査を進める国家警察は同日、アンパトゥアン現同州知事一族の事件関与を初めて指摘したものの、実行犯特定など具体的な捜査進展は見られなかった。犠牲者数は、新たに11遺体が土中から掘り出され、計57人に達した。