予算流用疑惑
[ 1235字|社会 (society) ] 有料上院聴聞会で元農務次官、肥料基金への大統領関与を否定。流用疑惑も認めず
前回大統領選(二〇〇四年五月)で、現政権が「肥料基金」と呼ばれる農務省予算約七億二千八百万ペソを選挙工作に使ったとされる問題で、工作の中心人物とされるボランテ元農務次官は十三日、上院ブルーリボン委員会(アラン・ピーター・カエタノ委員長)の聴聞会に参考人として招致された。「基金は農務省予算の一部で、予算管理省の承認を得て執行された。アロヨ大統領は無関係」と証言し、同基金の割当先選定や支出決定におけるアロヨ大統領の関与を否定した。使途についても「肥料、種子購入や収穫関連施設の整備に充てられた。合法かつ適正に支出された」と強調して、流用疑惑を否定した。