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7月15日のまにら新聞から

イラク人質

 [ 1046字|社会 (society) ] 有料

比人道部隊、部分撤退始める。51人が43人へ。米国は不快感を表明

 イラクで自国人人質の処刑で脅迫されたフィリピン政府は十四日、最大の同盟国である米国のあからさまな不快感表明に圧迫されつつ、イラク派遣軍・警部隊の部分撤退に踏み切った。イラク武装勢力に対する譲歩だが、部隊人員の縮小を部分撤退の開始とするのかどうかについては沈黙を守っている。しかし与野党含めて国内世論は人命尊重のため、部隊撤収もやむを得ないという意見が大勢を占める。主権国家とテロ・グループ間の初めての取引にどこで決着が付くのか、今後の展開は予断を許さない。