農地解放
[ 1126字|社会 (society) ] 有料西ネグロス州で大地主の私兵団に農地解放の受益農民が射殺された
西部ビサヤ地方の西ネグロス州ラ・カルロタ市のエスペランサ農園で今月六日正午ごろ、農地改革省から耕作地として認められた農地に入ろうとした受益農民が、地主側の私兵団から銃を乱射され、男性一人(29)が死亡、女性(63)ら二人が重軽傷を負った。受益者の訴えを受け、地元警察は十一日、私兵ら七人を殺人の疑いで送検。アキノ政権(一九八六−九二)以降、本格的な農地解放を実施する包括的農業改革事業(CARP)が進められているが、大地主の強硬な抵抗姿勢をあらためて見せつける事件となった。