今年度の比成長率 3.1 %に減速と予測
[ 837字|経済 (economy) ] 有料ADB報告「米景気後退で輸出減」
アジア開発銀行(ADB、本部・マニラ)は二十三日までに、一九九七年の経済危機に見舞われたフィリピンなどアジア五カ国の経済状況と今後の展望をまとめた「アジア回復報告」を発表した。同報告は、フィリピンの二〇〇一年度の経済成長率を政府目標の三・八—四・三%を大きく下回る三・一%と予測。今後のアジア経済は、米国の景気後退に伴い、経済回復をけん引してきた輸出産業が停滞する上、電子製品の需要が低下しているため、全体的に低迷するという。