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3月3日のまにら新聞から

不一致解消と早急な解決を──サンボアンガ電力問題

[ 635字|2019.3.3|社会|新聞論調 ]

 ミンダナオ地方サンボアンガ市の電力消費者は、停電の悪化に苦情を訴え始めている。しかし、これは電力供給設備に端を発した問題ではなく、サンボアンガ市電力会社とウエスタン・ミンダナオ・パワー・コーポレーション(WMPC)との間の支払い紛争に巻き込まれた結果だ。

 市の電力悪化は、ドゥテルテ政権が進めるインフラ政策「ビルド(建設)・ビルド・ビルド」や経済政策による恩恵が、ミンダナオ地方に浸透するのと並行して起きている。

 その後、立ちいかなくなった市電力会社の経営をクラウン投資ホールディングスが継いだが、電力供給側であるWMPCは、「市電力会社時代の借金支払いが滞っている」とし、燃料購入の資金不足を理由に、2月4日以降電力供給を削減すると一方的に通告した。

 政府機関や裁判所が、WMPCへの支払い保留行為の法的根拠を裁定するには、少なくとも数年かかるだろう。その間、同市の住民は厳しい状況に置かれる。来月には市のイワシ缶詰工場が例年の3カ月休業を経て稼働する。クラウン側は発電機を投入するとしたが、一時的な対処でしかなく、市民に高額な軽油料金の負担までのしかかることになる。過去に頻発した国内での停電は不十分な供給によるものだった。現在のサンボアンガ市のそれは、長期未済借金の行方が解決知れずだということだ。サンボアンガ市の人々のため、そしてミンダナオを前進に導く開発に照らして、クラウンとWMPCの早急な和解と問題の解決を願ってやまない。(1日、ブレティン)

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