ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 327字|2011.8.1|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
草の根貿易交渉再開へ
ミンダナオ地方サランガニ州グラン町は、インドネシアのサンギヘ島タフマ町との間で、相互の通商と投資活動再開を目指す覚え書きに調印した。ミンダナオ開発局(MinDA)が明らかにしたところによると、両町間の通商ルートは昨年3月にいったん開かれ2カ月に1度の割合でインドネシア船籍の貨物船が来比したが、その後、予算緊縮などを理由に中断していた。
調印を前に双方の商工会議所などが協議した中で、焦点となったのは相互の通商不均衡と貨物船の燃料費負担問題など。東南アジア諸国連合(ASEAN)東部を構成する比とブルネイ・ダルサラーム、インドネシア、マレーシア各国の地方自治体間では、こうしたルートが開かれつつあり、その行方が注目されている。(26日、ブレティン)