ビサヤ・ミンダナオ通信
[ 309字|2006.10.9|社会 (society)|ビサヤ・ミンダナオ通信 ]
留置場からあの世へ
二日午後九時十分ごろ、セブ市警察パルド署留置場から一人の若者が釈放されたが、百五十メートル歩くと、バイクに乗った二人組の男がいきなり拳銃を発砲した。若者は必死に逃げたが、犯人は追い掛けて銃撃、とどめの一発まで撃ち込まれ即死した。
被害者は市内に住む男性(22)で、九月末にカバンを引ったくって捕まった。しかし、被害者の医師が告訴をあきらめて釈放されたばかりだった。銃声を聞いて警官が現場に向かったが、犯人はヤミに消えた。
この男性、昨年十一月に強盗容疑で拘束され、今年六月に保護観察処分で刑務所を出たばかり。どうやら自警団の犯行らしく、同市での超法規的処刑の犠牲者はこれで百六十八人目。(4日・サンスター電子版)