台風ヨランダ(30号)
自衛隊がレイテ州タクロバン市に到着。5日から同市サンホセ地区で医療支援活動
米海軍が主導する人道支援訓練「パシフィック・パートナーシップ」の一環で、日本の自衛隊員ら約180人が4日、米・オーストラリア両国軍と共に、台風ヨランダ(30号)被災地のビサヤ地方レイテ州タクロバン市に到着した。航空自衛隊のC─1輸送機で同日午後、現地入りした医療チーム25人は5日午前から同市サンホセ地区で、医療支援活動を始める。
医療チームは陸海空自衛隊医官や看護官19人と特定非営利活動法人「国際緊急援助・衛生支援機構」の6人で構成される。海上自衛隊の輸送艦「くにさき」(9900トン)に乗った隊員約150人も4日午前にタクロバン市沖に到着、同乗している米豪両軍の隊員と共にホバークラフト型揚陸艇で同市海岸に上陸した。
医療チームなどはタクロバン市沖に停泊する「くにさき」を拠点として15日まで、バランガイ(最小行政区)の医療センターでの支援活動などを行う。