台風ヨランダ(30号)
自衛隊、米豪両軍とともにレイテ州タクロバン市に入り、医療支援活動などを行う
米海軍が主導する人道支援訓練「パシフィック・パートナーシップ」の一環で、日本の自衛隊員ら約180人が4日、米豪両軍と共に台風ヨランダ(30号)被災地のビサヤ地方レイテ州タクロバン市に入り、15日まで医療支援活動などを行う。自衛隊のタクロバン市訪問は2013年11月の台風被災以来、2回目となる。
同市に入るのは、航空自衛隊の輸送機C│1で現地入りする医療チームの25人と、海上自衛隊の輸送艦「くにさき」(9900トン)に乗った隊員約150人。訓練に参加する艦船は「くにさき」のみで、米軍130人、豪軍10人も同乗している。
医療チームは4日午後1時ごろ、タクロバン市に到着。同日に到着予定の輸送艦の部隊に合流した後、活動を開始する予定。
医療チームなどはタクロバン市沖に停泊する「くにさき」を拠点として、バランガイ(最小行政区)の医療センターでの支援活動を行うほか、乗組員の一部が中心となり、市内の小学校で書道やけん玉教室など文化交流を行う。同艦からタクロバン市へはホーバークラフト型揚陸艇で上陸する。