賭博疑惑で大統領 収益金「授受」認める
[ 803字|社会 (society) ] 有料「断ったが入金された」2億ペソ、返却命じず
違法賭博(とばく)フエテンの収益金がエストラダ大統領に流れていたとされる問題で、大統領は九日、地元ラジオ局のインタビューで、「(南イロコス州の)シンソン知事から賄賂(わいろ)提供の申し出があった。断ったが、知事は二億ペソを(大統領が設立した基金の)銀行口座に入金した」と述べ、「意思」に反する形ながらも、フエテン収益金とみられる金を同知事から受け取っていたことを認めた。「一センタボも受け取っていない。隠すことは何もない」とした前言を翻した形で、十三日から下院で始まる弾劾決議案の審議に多大な影響を与えそうだ。