検証1・マラウィ・戒厳令
[ 1388字|社会 (society) ] 有料国軍とイスラム過激派の交戦で始まった戦闘はマラウィ市内全域に拡大した
5月23日、国軍とイスラム過激派アブサヤフのハピロン容疑者との交戦で始まった戦闘はマラウィ市内全域に拡大し、イスラム過激派マウテ・グループが市を占拠した。ドゥテルテ大統領は訪問先のロシアから急遽帰途につく機中で、ミンダナオ地方全域に戒厳令を布告した。戦闘は10月に終結したが、いまも多くの住民が市内へ戻れずにいる。マルコス政権、アロヨ政権(マギンダナオ州限定)に次ぐ戦後3度目となった戒厳令の影響と、マラウィ市のこれからについて検証する。