バタアン死の行進
[ 1134字|社会 (society) ] 有料追体験イベントを歩き、参加者らに戦争や死の行進に対する思いを聞いた
太平洋戦争中に旧日本軍の捕虜となった10万人近いフィリピン・米軍兵士が強制移動中に多数死亡した「バタアン死の行進」を追体験する「カパス・フリーダム・マーチ(自由行進)」が、捕虜収容所があったルソン地方タルラック州カパス町で行われた。開催3回目となった今年の行進は聖週間と重なり、伝統行事「パバーサ」の詠唱が鳴り響く中、参加者はスタートを切った。記者も約3千人の行進参加者とともに、10・5キロの道のりを歩き、参加者や沿道の人々などに、今年75年を迎える「バタアン死の行進」への思いを聞いた。(冨田すみれ子)