対共産勢力和平
[ 1359字|政治 (politics) ] 有料4月の交渉再開に向け、思惑交錯。比政府と共産勢力にスタンスのずれも
フィリピン政府と比共産党の和平プロセスが二転三転している。今年2月、両陣営は共に「一方的停戦」の破棄を宣言。ドゥテルテ大統領は共産勢力との交渉を打ち切り、政府はNPAとの「全面戦争」に突入した。3月に入ると今度は一転、オランダのユトレヒトで10日から開かれた両陣営の非公式折衝で公式交渉再開が合意された。和平をめぐる両陣営のスタンスには微妙なずれが生じており、このまま和平が順調に進むかは、まだ予断を許さない状況だ。