桜植樹
[ 1118字|社会 (society) ] 有料ベンゲット州に桜植樹。高知県との姉妹交流40周年、「癒やしと慰霊」の願い込め
ルソン地方ベンゲット州と高知県の姉妹交流40周年を記念した桜の植樹祭が6日、同州アトック町パオアイであり、同県の農家などから寄贈された苗木の一部34本が植え付けられた。植樹実現に尽力したのは、太平洋戦争終結から22年後の1967年、青年海外協力隊員として同州に派遣された吉川浩史さん(72)=同県須崎市。反日感情の厳しい時代を身をもって体験し、75年に姉妹交流協定締結の橋渡しをした吉川さんは「桜は癒やし、鎮魂、慰霊の花。末永い姉妹交流と不戦の祈りのシンボルであり続けてほしい」との願いを込めた。