第3ターミナル問題
[ 1130字|社会 (society) ] 有料マニラ空港第3ターミナルめぐる裁判で、最高裁が比政府に5億ドルの賠償命令
民間資金を活用したBOT(建設・運営・移譲)方式で建設されたマニラ空港第3ターミナルの強制収用を受け、事業主体の企業連合が比政府に賠償金支払いを求めた裁判の上告審で、最高裁は9日までに、企業連合のターミナル所有権を認めた上で、総額5億1千万ドルの支払いを比政府に命じる判決を言い渡した。政府による事業契約破棄(2002年12月)に端を発した「第3ターミナル問題」は、最高裁判決が出たことで約13年ぶりに終結へ向かう。