補助金不正疑惑
[ 1860字|社会 (society) ] 有料2007〜09年、総額62億ペソが「不明団体」に支出されたことを会計検査院が確認
架空の民間団体を介した不正流用疑惑が浮上している、国会議員の優先開発補助金(PDAF、通称ポークバレル)で、アロヨ前政権下の2007〜09年の3年間に、少なくとも61億6千万ペソの同補助金が、活動内容に疑問のある82民間団体に支出されていたことが、16日に公表された会計検査院の特別監査結果で分かった。また、この3年間で実際に支出された同補助金の総額は1160億ペソで、政府予算の割当額798億ペソの5割増しになっていたことや、正規の割当額2億1千万ペソ(年間7千万ペソ)の15倍強に相当する32億ペソを受け取った下院議員がいたことも分かった。