クーデター計画
[ 1156字|政治 (politics) ] 有料若手将校を中心とする国軍兵士約70人がクーデター計画。政府、逮捕を命令
アロヨ大統領は二十六日午後八時二十分すぎ、マラカニアン宮殿で緊急声明を発表し、国軍の若手将校二十人を含む軍内一部グループが、国軍の指揮命令系統を離脱、武装状態のまま所在不明になっていることを明らかにした。約二十分後に会見したアバヤ国軍参謀総長は「将校らは憲法に反する行為を画策した。既に逮捕を命じた」とクーデター計画があったことを示唆、将校らを拘束次第、反乱容疑で軍法会議にかける方針を示した。グループは総勢七十人程度で、国軍は隣接州から首都圏へ部隊を招集、マカティ市のオフィス街や主要テレビ局などの警戒にあたらせる。国軍のクーデター計画発覚はアキノ政権下の一九八九年十二月以来約十四年ぶり。