比日友好記念日
[ 1002字|社会 (society) ] 有料親米派は「中国による支配」、左派は「「米国による支配」を糾弾
フィリピンが米国から独立して四日で五十七年。比米友好記念日と命名されたこの日、マニラ市の在比米国大使館周辺では、親米団体による祝賀式典や左派系団体による抗議活動が繰り広げられた。前者は中国系比人による経済支配などを指摘して「中国の比支配」、後者は米国の軍事プレゼンス強化などを挙げて「米国の比支配」をそれぞれ糾弾、あたかも米中両国の代理戦争の様相を漂わせた。共に「より良いフィリピン」を目指して活動しているが、主張の隔たりに根深い病根を抱える比社会の現状が映し出されていた。